「今年、東北の紅葉はいつ見に行こう?子どもと一緒に、ちょうどいい時期に出かけたいな」
そんなふうに、秋のおでかけを考え始めている方も多いのではないでしょうか。
東北の紅葉は、例年9月下旬から11月中旬にかけて、標高の高い山の上から渓谷や里へと、少しずつ見頃が移っていきます。
同じ県の中でも、山と里とでは見頃が1か月ほどずれることもあります。
この記事では、東北6県の紅葉の見頃時期を、県別のカレンダーとあわせてご紹介します。
この記事でわかること
- 東北の紅葉の見頃カレンダー(県別)
- 今年の紅葉が早いか遅いかの傾向
東北の紅葉は早い?遅い?今年の傾向

まず気になるのが、「今年の紅葉は早いのか、遅いのか」という事です。
紅葉は、最低気温がおよそ8℃を下回ると色づき始めるといわれています。
秋の冷え込みが遅い年ほど、見頃も遅れやすくなります。
反対に、早く冷え込む年は、見頃も早まる傾向があります。
ウェザーニューズが2026年9月3日に発表した予想では、東北の紅葉は平年より遅いか、やや遅いところが多い見込みです。
9月下旬からも、気温が平年より高めの日が続くと予想されているためです。
東北の見頃は、10月上旬から11月下旬ごろと予想されています。
予想はこれから更新されることもあるため、おでかけの前に最新の色づき状況もチェックしておくと安心です。
※この記事の見頃時期は例年の目安です。おでかけ前に、最新の色づき状況を確認しておくと安心です。
東北の紅葉の見頃はいつ?県別カレンダー
東北6県の、例年の見頃時期を県別にまとめました。
同じ県でも、標高の高い山と、渓谷や里とでは見頃がちがうため、2つに分けています。
| 県 | 山・高原(早め) | 渓谷・里(遅め) |
|---|---|---|
| 青森県 | 八甲田 9月下旬〜10月中旬ごろ | 奥入瀬渓流 10月中旬〜11月上旬ごろ |
| 秋田県 | 秋田駒ヶ岳 9月下旬〜10月上旬ごろ | 小安峡 10月中旬〜11月上旬ごろ |
| 岩手県 | 八幡平 10月上旬〜10月中旬ごろ | 中尊寺 10月中旬〜11月中旬ごろ |
| 山形県 | 蔵王(地蔵岳山頂) 9月下旬〜10月上旬ごろ | 山寺 10月下旬〜11月上旬ごろ |
| 宮城県 | 栗駒山 9月下旬〜10月上旬ごろ | 鳴子峡 10月下旬〜11月上旬ごろ |
| 福島県 | 磐梯吾妻スカイライン(浄土平) 9月下旬〜10月上旬ごろ | 裏磐梯(五色沼・中津川渓谷) 10月下旬〜11月上旬ごろ |
10月上旬ごろまでは標高の高い山、10月下旬からは渓谷や里が見頃の中心になります。
「10月中旬までなら八甲田や八幡平の山へ」「11月に入ったら中尊寺や鳴子峡へ」というように、時期に合わせて行き先を選べます。
【県別】東北の紅葉の見頃と有名な名所
県ごとに、例年の見頃時期と代表的な紅葉の名所をご紹介します。
北の青森県から順に並べています。
青森県(八甲田・奥入瀬渓流)|9月下旬〜11月上旬ごろ

青森でまず色づくのが、八甲田(はっこうだ)の山々です。
例年9月下旬から10月中旬ごろが見頃で、ロープウェーに乗って、山の上から紅葉を見わたせます。
十和田湖から流れ出す奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)は、例年10月中旬から11月上旬ごろが見頃です。
ブナやカエデ、カツラなど、いろいろな木が少しずつ時期をずらして色づくので、長く紅葉を楽しめます。
秋田県(秋田駒ヶ岳・小安峡)|9月下旬〜11月上旬ごろ

秋田県でいちばん高い山、秋田駒ヶ岳(あきたこまがたけ)は、例年9月下旬から10月上旬ごろが見頃です。
山頂から少しずつ、すそ野へと紅葉が広がっていきます。
木道の両側に広がる、チングルマという高山植物の紅葉も見どころです。
小安峡(おやすきょう)は、両岸の高さが60mにもなるV字の谷で、例年10月中旬から11月上旬ごろが見頃です。
谷から熱いお湯と湯けむりが勢いよくふき出す「大噴湯(だいふんとう)」と、紅葉をいっしょに見られます。
階段を下りて遊歩道を歩くと、大噴湯を近くで見ることができます。
岩手県(八幡平・中尊寺)|10月上旬〜11月中旬ごろ

岩手と秋田の県境にまたがる八幡平(はちまんたい)では、山を走る八幡平アスピーテラインが、例年10月上旬から中旬ごろに見頃を迎えます。
全長約27kmのドライブコースで、標高によってちがう紅葉を楽しめます。
世界遺産の平泉にある中尊寺(ちゅうそんじ)は、例年10月中旬から11月中旬ごろが見頃で、東北の中でも遅めに色づきます。
2026年は10月24日から11月8日まで、夕方に紅葉をライトアップする「紅葉銀河」が予定されています。
同じ時期には菊まつりも開かれ、紅葉と菊をあわせて楽しめます。
ライトアップや行事の日程は年によって変わるため、おでかけ前に中尊寺のホームページで確認してみてくださいね。
山形県(蔵王・山寺)|9月下旬〜11月中旬ごろ

山形の紅葉は、蔵王(ざおう)の山頂から始まります。
地蔵岳(じぞうだけ)の山頂付近は例年9月下旬から10月上旬ごろ、中腹の蔵王中央高原は10月上旬から中旬ごろが見頃です。
蔵王ロープウェイに乗ると、色づいた山肌を上から眺められます。
そのあと、ふもとの蔵王温泉の温泉街が10月中旬から下旬ごろに色づき、山の上から少しずつ紅葉が下りてきます。
山形市の山寺(やまでら)は、例年10月下旬から11月上旬ごろが見頃です。
奥之院(おくのいん)まで800段をこえる石段が続き、山全体がカエデの紅葉に包まれます。
同じ山形市内のもみじ公園は、11月上旬から中旬ごろと、山形市の中ではいちばん遅くまで紅葉を楽しめます。
山形で静かに紅葉を楽しめる穴場スポットと、近くの宿はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

宮城県(栗駒山・鳴子峡)|9月下旬〜11月上旬ごろ

宮城・岩手・秋田の3県にまたがる栗駒山(くりこまやま)は、例年9月下旬から10月上旬ごろが見頃です。
山全体が赤や黄色に染まる様子は、「神の絨毯(じゅうたん)」とよばれています。
宮城県側の登山口、いわかがみ平からも秋の山を眺められます。
紅葉のいちばんの時期は混み合うため、シャトルバスの利用がすすめられています。
大崎市の鳴子峡(なるこきょう)は、例年10月下旬から11月上旬ごろが見頃です。
切り立った崖に根を張る木々が、谷をおおうように赤や黄色に染まります。
ブナやナラ、カエデの紅葉と、マツの緑との色のちがいも見どころです。
宮城で静かに紅葉を楽しめる穴場スポットと、近くの宿はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

福島県(磐梯吾妻スカイライン・裏磐梯)|9月下旬〜11月上旬ごろ

福島でいちばん早く色づくのは、山の上を走る磐梯吾妻スカイライン(ばんだいあづまスカイライン)です。
標高1,600mの浄土平(じょうどだいら)のあたりは、例年9月下旬から10月上旬ごろが見頃です。
標高が下がるにつれて見頃も遅くなり、土湯峠(つちゆとうげ)のあたりは10月中旬から下旬ごろに見頃を迎えます。
紅葉の時期は道が大きく混み合うことがあり、天候などによって通行止めになることもあります。
裏磐梯(うらばんだい)の五色沼(ごしきぬま)や中津川渓谷(なかつがわけいこく)は、例年10月下旬から11月上旬ごろが見頃です。
五色沼のまわりには自然探勝路があり、沼と紅葉を眺めながら歩けます。
裏磐梯は、標高によって10月上旬から11月上旬まで、少しずつ見頃が移っていきます。
福島で静かに紅葉を楽しめる穴場スポットと、近くの宿はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

※各県の紅葉の穴場スポットの記事は、順次追加していきます。
東北の紅葉の見頃に関するよくある質問
今年の東北の紅葉はいつ頃が見頃ですか?
例年は、9月下旬の山の上から、11月中旬の里までです。
八甲田や栗駒山、蔵王の山頂などは早め、中尊寺や山形市のもみじ公園などは遅めに色づきます。
2026年は、ウェザーニューズの予想で、平年より遅いかやや遅いところが多い見込みです。
10月中旬に東北で紅葉が見頃なのはどこですか?
八甲田や八幡平、蔵王の中腹や温泉街などが見頃の時期です。
磐梯吾妻スカイラインの土湯峠のあたりも、10月中旬から見頃になります。
奥入瀬渓流や小安峡も、このころから見頃に入ります。
11月に東北で紅葉が見頃なのはどこですか?
11月中旬ごろまで楽しめるのは、岩手の中尊寺や、山形市のもみじ公園です。
11月上旬ごろまでなら、奥入瀬渓流や小安峡、山寺、鳴子峡、裏磐梯の五色沼なども見頃です。
紅葉が一番きれいに見える時期はいつですか?
色づき始めてから、約1〜2週間後が目安です。
葉全体が鮮やかに染まったタイミングが、いちばん美しいとされています。
まとめ|東北の紅葉は山から里へ長く楽しめる
東北の紅葉は、八甲田や栗駒山、蔵王などの山が9月下旬から、中尊寺や鳴子峡などの渓谷・里は11月と、場所によって見頃が大きく変わります。
県や標高に合わせて行き先を選べば、9月下旬から11月中旬まで長く紅葉を楽しめるのが、東北の魅力です。
今年は平年より遅めの予想も出ているので、おでかけ前には最新の色づき状況をチェックしてみてくださいね。
※この記事の情報は記事作成時点のものです。紅葉の見頃はその年の気候によって前後します。最新の色づき状況は、各エリアの紅葉情報サイトでご確認ください。
